歩いても疲れない、オフィス向けレディース靴の特徴

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長時間の勤務でも快適に過ごすには、足元のストレスを軽減する「疲れないオフィス靴」が欠かせません。
オフィスシーンではヒールの高さやクッション性、通気性など、選ぶポイントを押さえることで快適さがぐっと高まります。また、ビジネスには不向きなデザインの靴も存在するため、ビジネスマナーと履きやすさ・おしゃれのバランスも重要です。
この記事では、オフィスに適した靴の特徴や避けたいポイント、具体的なおすすめシューズなどをご紹介します。

1. 疲れないオフィス靴の特徴

毎日の通勤やオフィスでの移動に欠かせない靴は、見た目だけでなく“疲れにくさ”も重要なポイントです。
ここでは、快適に過ごせるオフィス用シューズを選ぶ際に注目したい特徴をご紹介します。

  • 1-1|適度なクッション性がある

    オフィス内のちょっとした移動でも、知らず知らずのうちに足には負担がかかっています。靴底にクッション性のある素材が使われている靴なら、足裏への衝撃をやわらげ、疲れの蓄積を防ぐことができます。
    さらに、着地の衝撃を吸収するだけでなく、軽く反発してくれる設計であれば、歩く動作がスムーズになり、1日中快適に過ごせます。

  • 1-2|ヒールが高すぎない

    細くて高いヒールは長時間履くとバランスが崩れやすく、足に大きな負担がかかります。オフィス用には3〜4cm程度のヒールがおすすめです。
    また、ヒール部分のデザインも重要です。ヒール部分が太いタイプのシューズや、楔型になっている「ウェッジソール」は足の負担が軽減されるため、オフィスに向いています。
    加えて、ストラップ付きパンプスなど足首や甲をしっかりホールドしてくれるデザインであれば、歩行時のグラつきも減らすことができます。

  • 1-3|通気性がよい

    一日中履き続ける靴ですので、通気性のよさも大切です。特に夏は、冷房が効いた室内でも湿気がこもりやすく、不快感やにおいの原因になることもあります。
    通気孔のあるデザインや吸湿・速乾性のあるインソール素材を使った靴なら、靴の中を快適に保つことができます。特に気温が高い日や雨の日は、通気性のよい靴が重宝します。

  • 1-4|軽量設計

    見た目以上に影響が大きいのが、靴そのものの重さです。重い靴は歩くだけで疲れてしまうこともあるため、軽量設計の靴を選ぶと、毎日の負担がぐっと軽くなります。
    軽いだけでなく、足全体をしっかり支える設計かどうかも確認して、歩きやすさとバランスのよさを両立した靴を選びましょう。

2. デザインに注意!オフィスに向かない靴の特徴

オフィスでは、TPOに合った装いが求められます。靴も例外ではなく、見た目や機能性によっては“ビジネスの場には不向き”と見なされてしまうこともあります。
職場によっては完全に自由となっている場合もあるかもしれませんが、ルールやマナーが明確でない場合は以下のような特徴を持った靴を避けるのが無難です。

  • 2-1|派手なカラーや装飾

    ビジネスシーンでは、落ち着いた色味や控えめなデザインが基本です。ビビッドカラーやメタリック、アニマル柄などのインパクトの強いデザインは、職場の雰囲気に馴染みにくい印象を与えてしまいます。
    また、大ぶりのリボンやビジュー、光沢の強い素材なども、オフィスでは華美に映ることがあるため、できるだけシンプルで上品なデザインを選ぶのが安心です。

  • 2-2|歩くと音が響く

    足音が響く靴は、静かなオフィスでは意外と気になるものです。特に、ピンヒールや硬いレザーソールの靴は「コツコツ」と音が響きやすく、周囲の集中を妨げてしまうこともあります。
    歩く音をなるべく小さくしたい方は靴底にラバーを使用した静音性の高いタイプを選ぶと、足音のストレスを軽減できます。

  • 2-3|露出が多すぎる

    オープントゥのサンダルやかかとのないミュールなど、素足に近いデザインの靴はカジュアルすぎる印象になります。どんなに暑い季節でも、ビジネスの場では避けたほうがよいでしょう。
    オフィス用にはつま先やかかとがしっかり覆われている靴を選ぶのが基本です。

  • 2-4|極端に高いヒール、厚底

    スタイルアップを狙ってヒールの高い靴を選ぶ方もいらっしゃいますが、ヒールが高すぎると安定性に欠け、歩きづらさや足の疲れの原因になることもあります。
    また、極端に目立つ厚底デザインも視線を集めやすく、フォーマル感を損なう可能性があります。オフィスシーンでは避けた方が無難でしょう。
    先ほどもご紹介したように、3〜5cm程度の安定感のあるヒールがオフィスではちょうど良い高さです。

3. オフィスにおすすめのレディース靴

毎日履くオフィスシューズは、見た目のきちんと感と快適さのバランスが重要です。
働く女性にとって、長時間履いても疲れにくく、きちんと感をキープできる靴を選びたいものです。ここでは、オフィスにぴったりのレディースシューズをタイプ別にご紹介します。

  • 3-1|パンプス

    フォーマルさと女性らしさを兼ね備えた、定番のオフィスシューズです。ヒールの高さは3〜5cm程度が理想とされ、太めで安定感のあるデザインを選ぶと歩きやすくなります。
    特にストラップ付きやアーモンドトゥのパンプスは、エレガントさと実用性を両立できるため、長時間の着用にも向いています。

  • 3-2|ローファー

    程よくカジュアルでありながらきちんと感も備えたローファーは、ビジネスカジュアルな職場にもマッチします。クッション性の高いインソールが入っているタイプなら、外回りや立ち仕事の日も安心です。
    上品な印象をさらに演出したい方には、レザーやスエードの素材を使ったローファーがおすすめです。

  • 3-3|シンプルなスニーカー

    職場のドレスコードが比較的自由な場合は、シンプルなスニーカーも選択肢に入ります。ホワイトやネイビーなど落ち着いたカラーを選ぶと、オフィスの雰囲気にもなじみやすいでしょう。
    ビジネスシーンには細身のシルエットで装飾が少ないデザインが好印象です。

  • 3-4|バレエシューズ

    軽やかで足にやさしくフィットするバレエシューズは、移動の多い日やデスクワーク中心の日にぴったりです。
    落ち着いた色味やマットな素材を選べば、カジュアルすぎずきちんとした印象を与えられます。靴底の安定感が気になる方にはクッション性のあるインソールが入ったタイプのバレエシューズがおすすめです。

  • 3-5|ショートブーツ

    秋冬の通勤スタイルには、シンプルなショートブーツもおすすめです。つま先が丸すぎず、全体がすっきりしたデザインのものを選ぶと、ビジネススタイルにもなじみやすくなります。
    ヒールは低めまたは太めのタイプが歩きやすく、通勤や外回りでも安心です。カラーは黒やダークブラウンなど、ベーシックな色味が無難です。

4. オフィスでは派手すぎず上品な靴選びが大事

オフィス靴は、歩きやすさとビジネスマナーの両立が鍵です。足に優しい設計でありながら、派手すぎずきちんと感のあるデザインを選ぶことで、快適かつ上品な印象を保つことができます。
パンプスやローファー、スニーカーなど、自分のスタイルに合った靴を選んで日々の仕事をより快適に過ごしましょう。