1. 夏に履くレディース靴選びのポイント

夏の靴選びは、デザインだけでなく機能性にも目を向けることが大切です。一日中快適に過ごすための靴選びのポイントを5つご紹介します。

• 1-1｜クッション性

  夏のアクティブな一日を支えるには、足腰への負担を軽減するクッション性が欠かせません。
  地面からの衝撃を和らげてくれる、クッション性の高いソールやインソール（中敷き）を選びましょう。長時間のお出かけでも疲れにくく、快適な歩行をサポートしてくれます。

• 1-2｜ヒールの形状

  ヒールを選ぶ際は、高さだけでなく形状にも注目しましょう。接地面が広いウェッジソールやチャンキーヒールは、安定感があり格段に歩きやすくなります。
  フラットシューズの場合も、靴底が薄すぎると地面の熱や衝撃を感じやすいので、適度な厚みのあるものを選ぶのがおすすめです。

• 1-3｜フィット感

  夏は汗や水分の摂取により、夕方になると足がむくみがちです。午前中にぴったりだった靴が、午後には窮屈に感じることもあります。
  そのため、少しゆとりのあるサイズ感や、ストラップでフィット感を調整できるデザインが最適です。特に試着は、足がむくみやすい午後の時間帯に行うと失敗が少なくなります。

• 1-4｜通気性を意識したデザイン

  高温多湿な日本の夏では、靴の中の蒸れが不快感やニオイの原因になります。
  サンダルのようなオープンなデザインはもちろん、スニーカーであれば通気性の高いメッシュ素材や、サイドに空気穴があるものを選びましょう。
  足元を蒸れさせない工夫が、夏のファッションを楽しむための大切なポイントです。

• 1-5｜夏向けの素材

  靴の履き心地は素材によって大きく変わります。素足で履く機会が多い夏は、肌に優しい天然素材（コットンやリネン）がおすすめです。
  速乾性や軽さに優れ、見た目にも涼しげな印象を与えます。汗をかくアクティブなシーンでは、通気性と速乾性に特化したメッシュなどの化学繊維が活躍します。
  シーンに合わせて最適な素材を選びましょう。

2. 夏におすすめのレディース靴3選

ここでは、夏におすすめのレディース靴を挙げ、それぞれの特徴や最適な使用シーン、選ぶ際の注意点をご紹介します。

• 2-1｜サンダル

  夏の主役であるサンダルは、目的に合わせた選択が求められます。アウトドアやたくさん歩く日には安定感のあるスポーツサンダルが最適です。
  デートやショッピングにはビジューやパール付きのフラットサンダルが活躍するでしょう。スタイルアップを狙うなら、華奢なストラップの厚底サンダルがおすすめです。
  サンダルを選ぶ際は、ストラップで靴擦れしないか、ソールの屈曲性や滑りにくさといった安全性も忘れずにチェックしましょう。

• 2-2｜スニーカー

  アクティブな日に欠かせないスニーカーは、きれいめスタイルの外しとしても万能です。例えば、きれいめなプリーツスカートにレトロな薄底スニーカーを合わせれば、こなれた大人カジュアルが完成します。
  フェミニンさを加えたいならメリージェーン風、さりげなくスタイルアップしたいなら厚底タイプもおすすめです。
  夏のスニーカーを選ぶ際は、通気性の良いメッシュ素材を選ぶと良いでしょう。また、軽さや脱ぎ履きのしやすさにも重視して、夏のおしゃれを楽しみましょう。

• 2-3｜パンプス

  夏のパンプスは、きちんと感と涼やかさの両立がポイントです。今年はレースのようなシアー素材や抜け感を演出するクリアヒールがトレンドになっています。歩きやすさならクラシカルなメリージェーンもおすすめです。
  パンプスを選ぶ際は、素肌に触れるデザインは特に靴擦れに注意が必要です。試着して自分の足の形に合うか、フィット感をしっかり確かめましょう。滑りにくいソールかどうかも確認し、快適な一足を選べると良いですね。

3. 夏のレディース靴を使ったおすすめコーディネート

お気に入りの靴を見つけたら、次はコーディネートを楽しみましょう。ここでは、靴の種類別に、すぐに真似できるおすすめの夏コーデをご紹介します。

• 3-1｜スポーツサンダル×Tシャツ・デニム

  アクティブな日には、Tシャツとデニムの王道カジュアルスタイルが一番です。
  ここに厚底のスポーツサンダルを投入すれば、ぐっとトレンド感のある着こなしになります。靴下と合わせれば、おしゃれ上級者のこなれ感を演出できます。

  

• 3-2｜きれいめスカート×白スニーカー

  フェミニンなプリーツスカートや揺れ感の美しいフレアスカートに、あえてクリーンな白スニーカーを合わせるのが、大人のこなれ感を出す秘訣です。
  甘さが程よく中和され、洗練された印象に仕上がります。トップスをシンプルにすると、よりスカートの存在感が引き立ちます。

  

• 3-3｜シンプルなワンピース×メリージェーンパンプス

  上品なシンプルなワンピースには、クラシカルなメリージェーンパンプスを合わせるのがおすすめです。
  ストラップが足元にアクセントを加え、どこか懐かしくも新しい、品のあるスタイルが完成します。素足はもちろん、薄手のカラーソックスと合わせるのも今年らしい組み合わせです。

  

4. 夏のレディース靴を長く履くためのコツ

高温多湿な夏は、靴にとって過酷な季節です。汗による蒸れや突然の雨、強い日差しは、お気に入りの靴を傷める原因になります。
ここでは、夏のレディース靴をきれいに長く履くための3つのコツをご紹介します。

• 4-1｜蒸れとニオイ対策をする

  夏の靴ケアは、購入時から履いた後まで一貫した対策が重要です。まず、靴を選ぶ際はメッシュやリネンといった通気性の良い素材を選び、蒸れの根本原因を断ちましょう。
  そして、1日履いて汗を吸った靴は、最低2〜3足をローテーションさせ、しっかり乾燥させることが鉄則です。
  帰宅後はインソールを干したり、重曹や消臭スプレーを活用したりして、その日のうちに湿気とニオイを取り除く習慣をつけましょう。

• 4-2｜傷みを防ぐ履き方をする

  靴の寿命は日々の履き方で大きく変わります。急いでいても、かかとを潰して履くのは型崩れの大きな原因になるため避け、靴ベラを使うようにしましょう。
  また、新しい靴を長持ちさせるには、履きおろす前の「ひと手間」が効果的です。あらかじめ防水スプレーをかけておけば、突然の雨や汚れから靴を守ってくれます。
  さらに、靴底に保護用のハーフソールを貼っておくことで、すり減りを防ぎ、長くきれいに履き続けることができます。

• 4-3｜素材に合わせたお手入れをする

  夏に活躍する多様な素材の靴は、それぞれに合ったお手入れが必要です。
  布製のスニーカーは自宅で水洗いできますが、革やスエード、エナメル素材のサンダルやパンプスは水洗いNGです。
  専用のクリーナーやブラシを使い、優しく汚れを落としましょう。また、かかとのすり減りやストラップのほつれなど、小さな違和感に気づいたら、傷みが広がる前に修理に出すのが賢明です。

5. お気に入りの一足で、夏のおしゃれを足元から楽しもう

夏の靴選びは、機能性や履き心地にこだわるのが成功の鍵です。クッション性やフィット感、通気性などのポイントを押さえ、サンダルやスニーカーもトレンドを意識して選びましょう。
また、長く愛用するには、傷みにくい履き方や素材に合わせたお手入れも大切です。
この記事でご紹介した選び方とケア方法を参考に、あなただけの特別な一足を見つけ、快適でおしゃれな夏をお過ごしください。