歩きやすい靴を選ぶためのポイントとは?レディース向けにブランドの選び方を解説
私たちの体を支える靴選びにおいて、履き心地や歩きやすさは非常に重要です。しかし、「何を基準に選べばよいかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、歩きやすい靴にはいくつかの共通した選び方のポイントがあります。
本記事では、レディース向けに、歩きやすい靴の選び方から、靴の種類ごとの注意点、そしておすすめのブランドタイプまで、詳しくご紹介します。
Contents
1. 歩きやすい靴のブランドを選ぶための6つのポイント
歩きやすい靴のブランドを選ぶためには、様々なポイントに目を向けることが重要です。
ここでは、歩きやすい靴を選ぶための基本的なポイントを6つご紹介します。
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1-1|サイズが自分に合っている
正しい足のサイズを知り、自分に合うサイズの靴を選ぶことはとても大切です。
靴が小さすぎると足の指が圧迫され、外反母趾や血行不良の原因になることがあります。一方で大きすぎる靴では、足が靴の中で動いてしまい、靴擦れや歩行時の不安定さにつながります。
このようなトラブルを防ぐためにも、自分に合った靴を選ぶことが重要です。かかとをしっかり合わせたうえで、つま先に10〜15mm程度の余裕(捨て寸)がある靴を選びましょう。この余裕があることで、歩行中の指先への衝撃や圧迫を防ぐことができます。
足のサイズが左右で異なることも珍しくありません。その場合、両足で試着して、大きいほうの足に合うサイズを選びましょう。
また、靴のサイズ表記が同じでも、ブランドによってフィット感は異なります。そのため、可能なら購入前に試着することをおすすめします。足は夕方にむくみやすいため、試着は午後の時間帯に靴下やストッキングを履いて行うのが理想的です。 -
1-2|甲にフィットする
靴のアッパー、つまり足の甲を覆う部分は、足をしっかりと靴の中で固定し、歩行時の力を効率よく地面に伝える重要な役割があります。足を適切に支えるためにも、この部分がしっかりとフィットするかを確認しましょう。
甲がゆるい靴や、甲の部分が覆われていない靴は脱げやすく、歩行が不安定になるほか、足が靴の中で動いて靴擦れや疲労の原因にもなります。一方で、甲がきつすぎる靴は足を圧迫してしまい、長時間の着用が難しくなります。
ブランドの中には、フィット感を高める独自の構造や技術を取り入れていることもあります。購入前に調べてみることをおすすめします。 -
1-3|つま先の形が合う
つま先の形状は、足指の動きやすさ・圧迫感に大きく関わります。特に、つま先が細い靴は長時間の着用で痛みを引き起こすことや、外反母趾の原因になることもあるため注意が必要です。
歩きやすい靴を選ぶには、足指を自然に広げられる余裕のあるつま先デザインを選ぶことがポイントです。
たとえば、つま先が丸いラウンドトゥの靴は、足指の自然な動きを妨げにくく、長時間履いても疲れにくい傾向があります。スクエアトゥやアーモンドトゥも比較的ゆとりがあり、実用性の高いデザインです。
一方で、ポインテッドトゥのように先端がとがった形の靴は見た目の美しさに優れていますが、足指が圧迫されやすく、歩行時の負担が大きくなることがあります。 -
1-4|ヒールカウンターがしっかりしている
ヒールカウンターとは、かかとをしっかりと支えるために靴のかかと部分に内蔵されている硬い芯材のことです。これがあることで、足が靴の中で安定しやすくなります。
そのため、歩きやすい靴のブランドを探す際には、しっかりとしたヒールカウンターが備わっているか確認することが大切です。
特に長時間歩く際や坂道の多い場所では、ヒールカウンターがあるかどうかで疲労感が大きく変わってきます。
一部の柔らかい素材の靴やスリッポンにはヒールカウンターがないこともあるため、注意が必要です。 -
1-5|ソールのクッション性と柔軟性が高い
歩行中、足は地面からの衝撃を何度も受けています。硬い路面からの衝撃は、足裏や膝、腰への負担として蓄積していきます。こうした負担を和らげるには、衝撃をしっかり吸収してくれるクッション性の高いソール(靴底)を選ぶことが大切です。
また、ソールの柔軟性も重要な要素です。足の動きに合わせて靴底が曲がることで、歩行がスムーズになり、足や膝への負担を軽減できます。
ソールも、ブランドによっては特徴が大きく異なります。実際に、歩いた時の感触を確かめてから選びましょう。 -
1-6|重さが適切である
適切な重さもまた、歩きやすい靴選びの大切なポイントです。
一般的に、軽い靴は歩きやすく、足も疲れにくいとされています。しかし、あまりに軽すぎると地面との接地感が弱まり、安定性に欠けることがあります。そのため、ある程度の重さがある方が快適に歩ける場合もあります。
ブランドによって、使用されている素材や構造、装飾の違いによって重さは異なります。見た目だけで判断せず、実際に履いたときの感覚を確認することが大切です。
2. 靴種別|歩きやすいレディース靴の選び方と注意点
足の形やライフスタイルによって、あなたにとって歩きやすい靴の種類は異なります。
今度は、靴の種類ごとに選び方と注意点について見ていきましょう。
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2-1|スニーカー
スニーカーを選ぶ際には、足にしっかりフィットするかどうかが重要なポイントです。
靴ひもで甲のフィット感を細かく調整できるタイプなら歩行中に足がズレにくく、長時間の歩行でも疲れにくいためおすすめです。また、アッパーの素材が柔らかく、足全体をホールドするものも良いでしょう。
一方で、靴ひものないスリッポンタイプは脱ぎ履きがしやすく便利ですが、足が靴の中で動きやすく、歩くたびに不安定さや疲労を感じやすくなることもあるため注意が必要です。
スポーツ系のブランドであれば、こうしたポイントを押さえていることが多いでしょう。 -
2-2|パンプス
パンプスを選ぶ際は、ヒールの高さや形状、サイズとストラップの有無に注目しましょう。
一般的に、ヒールの高さが約3〜5cmのものは疲れにくく、脚をきれいに見せるとされています。しかし、歩きやすさを重視する場合は、2〜3cm程度の低めのヒールや、ほどよい傾斜のあるフラットシューズなどもおすすめです。さらに、接地面の広い太めのヒールを選ぶことで、より高い安定感を得られます。
また、パンプスは足の甲を覆う面積が少ないため、サイズ選びが特に重要です。しっかりと足にフィットするサイズを選びましょう。甲をしっかり固定できる、ストラップ付きのデザインもおすすめです。
一方で、かかとが浮くような緩めのフィット感のパンプスには注意が必要です。歩くうちにかかとがパカパカと浮き、足先で靴を引きずるような歩き方になってしまいます。その結果、前足部に負担が集中し、かかとの靴擦れや足全体の疲れにつながることがあります。
快適性と美しさを両立したタイプのブランドは、幅やつま先を歩きやすく設計したパンプスが多い傾向があります。 -
2-3|ローファー
ローファーを購入する際は、甲をしっかり覆うデザインや、柔らかいインソール、足になじむ素材で、しっかりと足をホールドするものを選びましょう。
ローファーは靴ひもやストラップがない構造のため、足を固定する力が弱く、足が靴の中で前滑りしやすいという特徴があります。
そのため、可能なら実際に履いて歩いてみて、足がしっかり固定されるか、かかとが浮かないか、前滑りしないかなどを確認するとよいでしょう。
履き口が大きく、足をホールドする部分が少ないデザインのものは、安定感に欠け、正しい歩行を妨げる可能性があるため、注意が必要です。 -
2-4|サンダル
足に直接触れる面積が大きいサンダルは、素材選びが重要です。柔らかい素材や、足になじむ本革が使用されているものを選ぶとよいでしょう。硬い素材だと足に負担がかかりやすく、痛みや靴擦れの原因になることがあります。
また、足をしっかり固定するストラップ付のものだと、歩行時のズレや前滑りを防げるため、長時間歩いても安定感があります。
ヒールがあるサンダルを選ぶ場合には、靴底の接地面の広さを確認しましょう。接地面が狭いとバランスが取りにくくなります。厚底タイプやウェッジソールなど、接地面が広めのデザインがおすすめです。 -
2-5|ブーツ
ブーツを選ぶ際は、サイズ感に注意が必要です。ブーツは他の靴種に比べて大きめに作られていることがあるため、他の靴と同じサイズでも実際に履くと大きく感じることがあります。かかとを合わせた状態で圧迫感が強すぎる、あるいはゆとりが生まれてしまうような場合は、サイズが合っていない可能性が高いでしょう。
ロングブーツの場合は、つま先だけでなく履き口のフィット感にも注目しましょう。履き口がきつすぎると脱ぎ履きがしにくく、締めつけ感が出やすくなります。
サイズ感で失敗したくない方は、日本人の足に合わせたタイプのブランドを選ぶことをおすすめします。
3. 歩きやすいレディース靴ブランドの4タイプ
「歩きやすい靴」へのアプローチはブランドによってさまざまです。そのため、あなたとブランドの個性との相性の良さが、歩きやすさの鍵となります。
ここでは、レディース向けに、歩きやすさを重視しているブランドのタイプをいくつかご紹介します。
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3-1|医療の知見から生まれた機能重視タイプ
足の健康を最優先に考えるブランドタイプは、整形外科や医療分野の知見を取り入れた設計が特徴です。アーチサポートや高いクッション性を備えるなど、外反母趾や足裏の疲れ、膝への負担といった加齢とともに増える足の悩みに対応しています。
足のお悩みを持つ方や、「これまで履いていた靴だと疲れてしまう」と感じている方に特におすすめのタイプです。 -
3-2|ファッション性と快適性を両立させたバランス型タイプ
美しいデザインと履き心地の良さの両方を追求するブランドタイプは、仕事やフォーマルなシーンにも対応できる、快適なヒール靴を展開していることが多いです。
ヒールのあるパンプスでも靴の幅やつま先の設計を工夫することで、履き心地の良さを実現しているブランドが多く存在します。
「見た目は大事にしたいけれど、足に負担はかけたくない」、「快適に履けるおしゃれなヒール靴を探している」そんな大人の女性にぴったりの選択肢です。 -
3-3|スポーツブランド発のアクティブ派タイプ
スポーツブランドをルーツに持つブランドタイプは、歩きやすさに特化しています。
軽量性や高いクッション性を兼ね備えており、長時間歩いても疲れにくい靴を多く展開していることが魅力です。
旅行やアクティブな日常を過ごされる方はもちろん、お子さまやお孫さまと一緒に外出する機会の多い方にもおすすめです。 -
3-4|日本人の足型に特化したブランドタイプ
日本人の足型に合わせた設計を得意とするブランドタイプは、甲が高く幅が広めという日本人特有の足の形状に対応しています。専用の木型を用いて靴づくりを行うブランドも多いです。
海外ブランドの靴では幅が狭く窮屈に感じる、長時間の着用で痛みが出やすいという方に試してほしい選択肢です。
また、サイズ感に悩みやすい方や、「幅広・甲高」で合う靴を探している方にもおすすめです。
4. 歩きやすい靴で毎日をより快適に
足にフィットする一足を見つけるには、靴のサイズ感だけでなく、甲やかかとのフィット感、ソールのクッション性や重さに注目することが大切です。最近では、歩きやすさとおしゃれを両立した靴を展開するブランドも増えています。「歩くのが楽しい」と感じられるような一足を見つけて、日々のお出かけや移動をより快適に楽しみましょう。



